平安座サンガチャー
4月9日(水) 旧暦3月4日に平安座サンガチャーは晴天に恵まれ今年も盛大に行われました。今回は平安座最大の行事のサンガチャーの様子を写真と共に皆様にお伝えしたいと思います。
まずスタートはこちら平安座住民なら誰もが知っている島民の憩いの場、東川上商店前。タマンを模った魚神輿がすでに待機中です。
そして最初の行事「トゥダヌイュー」が行われます。女性グループによるノロ様に魚を献上する儀式です。
魚は必ずマクブかタマンと決まっているそうです。
この時にはこのような歌が歌われます。勿論方言で歌いますが、標準語にて記載させて頂きます。
「ニライ海、カナイの海 マクブ魚は砂を掘って隠れる タマン魚は 渦を巻くように群れを成す 白網を大きく張れ 一心にひけ 取り込み網ですくいあげよ 大銛を打ち込んで突き捕獲せよ 大型のマクブはノロ様に差し上げよう 美味なるタマンはノロ様に差し上げよう」
平安座自治会発行 サンガチャー解説より引用。
儀式が無事終わると勿論カチャーシーです!
青年会の黒い人達も押し寄せてきて更にカチャーシー!
三線弾いてる人もこんな感じ(笑
歩行者天国と化した町内はもうえらい事になってます!
ピエロまで出てきてもう楽しすぎです!
そしてこのままの勢いで次の行事「ナンザ拝み」へと向かいます。ナンザとは離れ岩の事で昔は平安座島と陸続きだったと言われてます。
漁協の前を練り歩き。
公園を抜けて。
ナンザを目指します。(前に見えるのがナンザです。)
ナンザに着くと東の方角に向かって
「太平洋に棲む魚群に向い、平安座に押し寄せてくれと、大漁豊漁を祈願します。」こちらが東の方角です。私も大漁祈願して参りました!
そして最後が「ナンザ帰り」
神人と村民が浜に下り、三線、太鼓、を打ち鳴らし、三月旗をあげて歌い踊り「ナンザ帰り」を迎える。手ぬぐいや仮面、それぞれの仮装をこらし部落内を練り歩く。魚みこし、土人、シーシーパクパクと盛り上がり、夜の宴も遅くまで続く。
平安座自治会発行 サンガチャー解説より引用。
そんな感じで今年もとっても楽しい平安座最大の行事サンガチャーは無事にお開きとなったのでした。次の行事は旧暦6月の平安座ハーリーです。今から楽しみです!
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